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ポプリ闘病日記-5 [ヴォイ・サザファミリー噺]

《《12月18日(月)

17日PM8:00に続いて18日AM11:00
今度こそはもうダメだと思ったほどの痙攣発作が起きた。
その度にポプリを失う恐怖で泣いた。
反面、もうこれ以上は頑張らなくてもいいよ・・・・とも思った。


近づいている死にあらがうように好きな食べ物をあげる。
鶏肉、チーズを少しだけれどちゃんと口にしてくれた(でもこれが最後だった)。

夜、軽い発作が3回。30分間続く。そして夜中、初めての嘔吐。
今日食べたものが胃液と共にそのまま出てきている。もう消化する力も無くなってしまったのか。

《《12月19日(火)
未明、またしても軽い痙攣が起きる。座薬をいれると10分ほどで落ち着き、眠っている。

早朝、息が荒く、痙攣が始まったように思えたが嘔吐2回(胃液とチーズのような固形物)と下痢、失禁。約30分間苦しそうな息づかい。可愛そうで見ていられない。その後安定する。気が付けば全身、頬まで痩せてきている。

朝、またしても嘔吐。皮下補液を行うと安定するのか眠りにつく。
一瞬だけ私も恐怖から解放される。
神さま・・・・このまま安らかに眠らせてあげることはできないのでしょうか。

昨日往診に来ていただいたとき、ビンゴの尿検査をお願いしたので結果を聞くために病院に電話をした。膀胱炎との診断なので午前中ビンゴを連れて病院に行く。
午後は打合せも入っていて、こんな時にポプリのそばにいてあげられ無いだなんて。泣きっ面に蜂だ。
でも今日はヴォイスくんが忙しい仕事を放り投げて、一日ポプリの看病にあたってくれた。ヴォイスくんに深く感謝。

午後、呼吸が荒くずっと鳴き続けている。
先生に相談すると「きっと意識はもう無いと思いますよ」とのことだった。
そうであればまだ救われるけれど、瞬きもちょっとした反応もあるし・・・・・

苦しそうに喘ぐ姿を見るたび、
今、そしてこれからポプリに何をしてあげるべきなのか迷い、悩む。
そのたび動物病院の先生に相談し、苦しまないで済む事はどういうことなのかを確認した。昨日、今日とその繰り返しだった。




会社に連れてきた17日からポプリを動かせなくなってしまったので、
ヴォイスくんの事務所に移し泊まり込みの生活に入っている。

夜‘魚じんさん’から「ずっと、たいしたものを食べていないんでしょう」と差し入れが入る。
思いもかけないことで、本当にありがたいと思った。
こんな時こそ人の心の温かさが胸にしみる。。。


家族で最後の晩餐
きっとそうなってしまうと思う。
でも、引越したての時テーブルも無くてダンボールをその代わりにして食べたね、なんて懐かしい昔のことを話したり・・・・・・・とても貴重で、とても嬉しい時間だった。

短期目標 クリスマスとお正月を迎えること
中期目標 1月25日のお誕生日を迎えること
長期目標 一緒にいられる日が一日でもながいこと

でも、もう苦しみから解放してあげたい


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