ポプリ闘病日記-2 [ヴォイ・サザファミリー噺]
自宅療養は、いつまで一緒に過ごすことができるか分からない状況(実感がないけれどそうらしい)にあえてこちらが出した希望です。でも動物病院の先生は快く承諾してくれました。
それが、治療を諦めずにポプリと一緒の時を過ごせる最善の方法でした。
*********************************************************************
点滴の装着がとても不安だったけれど、ヴォイスくんにタイマーを買ってきてもらい、
1時間ごとに点滴の落ちる速度を管理して「初体験」をなんとかこなしました。
でも昨晩と今朝、ヘパリンロックができなかったため(管理上、夜は点滴をやめるよう指導されたので、とめるときに血液が固まらないようにへパリン生食を注入する処置)その後は点滴を中止して、午前中に病院に行くことにしました。
やはり血管が詰まっていました。
でもポプリは信じられないほど元気で食事と水も自力でとれるので(通常この状態だとあり得ないらしい)食事指導を受け『皮下補液(背中に補液剤を短時間で入れる)』に切り替えることになりました。
1日2回の皮下補液。
先生にこうやるんだよって教わるの写真
病院で実践指導を受けながら、ポプリに針を突き刺すとき(おもいっきりやりなさいって言うんだもん。めちゃめちゃ怖いよ〜〜!)先生に発したサザの一言「ワタシ魚をおろしたこともないんです・・・・・」???
↑↑↑↑↑そ〜と〜の緊張状態
さて、にわか看護士(サザ)の出来上がりはいかに?
皮下補液2回目
ヴォイスくんにこうやるのって?ご指導?しながら無事おえました。
今日のポプリちゃん信じられないほど すごい食欲です♪
大量におしっこも出ているので、今はとても安定しています
このままの状態がずっと続いてくれたら・・・・と神さまに祈るばかりです。
何事もなければ5日後に病院に行きます。
ポプリが元気だとビンゴもみんなもとても元気になれます!
【皮下補液のやり方(あくまでもご参考まで!)】
皮下補液はカテーテルが出来なくなった場合、また食事・水飲みが出来る場合処置。
点滴よりも効果が低い。
点滴の場合の量:20㎜リットル/時間×16〜18時間/日=320〜360㎜リットル/日
皮下補液の場合:100㎜リットル/回×2/日=200㎜リットル/日
(いずれもポプリ体重4.7㎏、重症の腎不全、尿毒症の場合の数量です)
1.新しい点滴パックの場合はソルラクト(輸液剤)を外に流しチューブ内の
空気を確実に抜く。
2.ローラークレメント(チューブ中間にあるローラー状の開閉部)を閉じ、
皮下補液用注射針(太い針)を取り付ける。針は毎回交換し、使用済み針は病院に返却
3.首の後ろをマスキン液脱脂綿で消毒
(アルコール、エタノールはしみる。回数を重ねると炎症を起こす)
4.三本の指で皮膚を引っ張るようにつまみ、人差し指、中指の間にできた三角の
くぼみに 針を1㎝ほど刺す。その際ためらうとかえって痛いので潔く刺す事。
筋肉に刺さないように注意(筋肉に刺すと出血するので分かる)
5.ローラークレメントを空け三本指でつまんだ状態を保持したままソルラクトを落とす。
点滴パックを高くすると早く入る。ワンコが動かないように人差し指に力を入れておくといい。
針は上向きにすると皮膚に当たり入らなくなるので注意。
6.必要量が入ったらローラークレメントを閉じ針を抜く。
針を刺した部分の傷口をふさぐためにマスキン液脱脂綿でよく揉む。
7.使用した針をはずし(自分の指に刺さないように注意)新しい針に交換する。
感染防止のためキャップ、カバーは必ずつけたままにしておく。
※輸液剤は毛細血管からゆっくりと吸収していく。
次の処置の際に皮下に溜まったままになっていないか確認が必要。
残っている場合は次の皮下補液時の輸液剤を減らす。
また吸収が良いようであれば効果を増すため増やしても良い。
(あくまでもポプリの場合です)